ダイヤモンドカーソル [プログラム]
このタイトルにピンとくる方は、パソコン歴が15年以上なのは確実ですね。
はじめて使ったワープロと言えば、「ワードスター(WordStar)」です。
WordStar はマイクロプロ(MicroPro)から発売されていた英文ワープロで、日本では CP/M, CP/M-86, MS-DOS の3つの OS 用が準備されていました。
海外では、Apple II 用やTRS-80 用もあったようです。
(両機種共 CP/M が走るので専用版なのか、CP/M 版なのかは不明)
私が使っていたのは PC-9801 用 WordStar 3.3 で MS-DOS 上で動作しました。
なぜ英文ワープロなのか…
英文で論文を書くわけでもないのですが、実は Wizardry や Ultima、PHANTASIE 等のRPGのマップやイベント情報を記録するために使っていました。
海外製ゲームなので日本語で書く必要が無かったため、英文ワープロで充分だったのです。
まだ、管理工学研究所の「松」が発売される前の話ですね。
残念ながら画面イメージが無いので、解説本のイメージを貼っておきます。
WordStar入門 (1984)(工学社)
「INTRODUCTION TO WordStar」の訳本です。
WordStar が良くできている一例を挙げると、ユーザーの使いこなしている程度によって画面上のメニューを選択できることです。
初心者ならば「解説つきメニュー」、慣れてくれば「解説なしメニュー」、なくてもOKならば「メニュー表示なし」と、3段階に切り換えられます。 もちろん英語表示です。
今では何とか英文を読み下すことができますが、パソコンを始めたばかりの頃は「INSTALL」という単語さえ辞書を引きながら読んでいましたね。
辞書を引くのが面倒になったので買ったのがこの本です^^;
WordStar の特徴を挙げると限りがないのですが…
もちろん、太字、アンダーライン、上付き文字(X²)等も表現できますし、検索/置換機能もあります。
特筆すべきは、今で言うアドオンプログラムが豊富にあること。
SpellStar, MailMerge, DataStar, SuperSort 等が WordStar 発売元の DataPro 社から発売されてました。
これらを WordStar と併用する事で、スペルチェック/差込印刷/文書管理/分類と結合ができるようになります。
図形や画像を扱えない以外は「Microsoft Word」や「一太郎」が備えているような標準的な文書作成機能はほとんど用意されていたのではないかと思います。
ただ、WordStar を含めてどれも高価だったのが残念です。
まあ、当時はどのパッケージソフトも、優秀なものは目玉の飛び出るような金額が設定されてましたから、WordStar だけが特別な訳ではないですが…。
ちなみに、手元にある 1986年3月発行の「PC-9801 アプリケーション情報」によれば、
WordStar ¥ 125,000
MailMerge ¥ 38,000
SpellStar ¥ 38,000
という値段になっています。
(記述にはないですが、たぶんバージョンは 3.3 です)
後に、「WordStar2000」という漢字が使えるバージョンが登場するのですが、動作が鈍くてストレスが溜まるので、すぐに使わなくなりましたね。
ショップでは全く売れなかったとか…。
記事タイトルの「ダイヤモンドカーソル」とは、カーソルキーの無いキーボードを持つPCや、ホームポジションから極力指を移動させないでカーソル移動を行いたいユーザーの為に用意されている WordStar のカーソル移動方法のことです。
「E」「X」「S」「D」のキーを「Ctrl」と組み合わせて押下することで、カーソルを上下左右に移動することができます。
「RED」や「MIFES」「WORD MASTER」なんかも同様にダイヤモンドカーソルが使えました。
これに慣れてしまうと、カーソル移動の為に矢印キーへ指を移動させるのが面倒になってしまいます。
今でも良く使うエディタはカスタマイズしてダイヤモンドカーソルにしてありますよ^^
もちろん、「CapsLock」と「Ctrl」キーを入れ換えてあります。
やっぱり「Ctrl」は「A」の左横じゃないと押しづらくって困ります^^;
はじめて使ったワープロと言えば、「ワードスター(WordStar)」です。
WordStar はマイクロプロ(MicroPro)から発売されていた英文ワープロで、日本では CP/M, CP/M-86, MS-DOS の3つの OS 用が準備されていました。
海外では、Apple II 用やTRS-80 用もあったようです。
(両機種共 CP/M が走るので専用版なのか、CP/M 版なのかは不明)
私が使っていたのは PC-9801 用 WordStar 3.3 で MS-DOS 上で動作しました。
なぜ英文ワープロなのか…
英文で論文を書くわけでもないのですが、実は Wizardry や Ultima、PHANTASIE 等のRPGのマップやイベント情報を記録するために使っていました。
海外製ゲームなので日本語で書く必要が無かったため、英文ワープロで充分だったのです。
まだ、管理工学研究所の「松」が発売される前の話ですね。
残念ながら画面イメージが無いので、解説本のイメージを貼っておきます。
WordStar入門 (1984)(工学社)
「INTRODUCTION TO WordStar」の訳本です。
WordStar が良くできている一例を挙げると、ユーザーの使いこなしている程度によって画面上のメニューを選択できることです。
初心者ならば「解説つきメニュー」、慣れてくれば「解説なしメニュー」、なくてもOKならば「メニュー表示なし」と、3段階に切り換えられます。 もちろん英語表示です。
今では何とか英文を読み下すことができますが、パソコンを始めたばかりの頃は「INSTALL」という単語さえ辞書を引きながら読んでいましたね。
辞書を引くのが面倒になったので買ったのがこの本です^^;
★
WordStar の特徴を挙げると限りがないのですが…
- 画面上で見たままの形でプリントアウトできる
- 書いている単語が行末を越えると自動的に次行へ移動される
- 作成中の文書はディスク容量が許す限り保存できる
- 文書をブロックに分割して保存/修正でき、組み合わせを変えて印刷できる
- 索引を作成できる
もちろん、太字、アンダーライン、上付き文字(X²)等も表現できますし、検索/置換機能もあります。
特筆すべきは、今で言うアドオンプログラムが豊富にあること。
SpellStar, MailMerge, DataStar, SuperSort 等が WordStar 発売元の DataPro 社から発売されてました。
これらを WordStar と併用する事で、スペルチェック/差込印刷/文書管理/分類と結合ができるようになります。
図形や画像を扱えない以外は「Microsoft Word」や「一太郎」が備えているような標準的な文書作成機能はほとんど用意されていたのではないかと思います。
ただ、WordStar を含めてどれも高価だったのが残念です。
まあ、当時はどのパッケージソフトも、優秀なものは目玉の飛び出るような金額が設定されてましたから、WordStar だけが特別な訳ではないですが…。
ちなみに、手元にある 1986年3月発行の「PC-9801 アプリケーション情報」によれば、
WordStar ¥ 125,000
MailMerge ¥ 38,000
SpellStar ¥ 38,000
という値段になっています。
(記述にはないですが、たぶんバージョンは 3.3 です)
後に、「WordStar2000」という漢字が使えるバージョンが登場するのですが、動作が鈍くてストレスが溜まるので、すぐに使わなくなりましたね。
ショップでは全く売れなかったとか…。
★
記事タイトルの「ダイヤモンドカーソル」とは、カーソルキーの無いキーボードを持つPCや、ホームポジションから極力指を移動させないでカーソル移動を行いたいユーザーの為に用意されている WordStar のカーソル移動方法のことです。
「E」「X」「S」「D」のキーを「Ctrl」と組み合わせて押下することで、カーソルを上下左右に移動することができます。
「RED」や「MIFES」「WORD MASTER」なんかも同様にダイヤモンドカーソルが使えました。
これに慣れてしまうと、カーソル移動の為に矢印キーへ指を移動させるのが面倒になってしまいます。
今でも良く使うエディタはカスタマイズしてダイヤモンドカーソルにしてありますよ^^
もちろん、「CapsLock」と「Ctrl」キーを入れ換えてあります。
やっぱり「Ctrl」は「A」の左横じゃないと押しづらくって困ります^^;
タグ:WordStar
黎明期のワープロソフトですね。一太郎よりもTeraPadの使用頻度が多い自分としては、多機能なワープロソフトよりもこれぐらいシンプルな方が使い勝手がよいのかもと思うことがあります。
MSX-JEでポチポチ漢字を操っていた自分は、viper&zeroのお世話になってました。
by 本名荒井 (2009-03-20 00:33)
本名荒井さん、コメントありがとうございます。
TeraPad、MSX-JE、viper&zero…残念ながらどれも未体験です^^;
一太郎はVersion 3の頃に使いましたが、反応速度が鈍くてイライラするのでMIFESで文書作成後、体裁を整えるだけの目的で使ってました。
今は秀丸エディタ以外はほとんど使いませんね。
by Thunderbolt (2009-03-21 22:39)
よるさん、nice! ありがとうございます。
by Thunderbolt (2010-07-13 04:04)