幻のPC-8001用2HDドライブ [パソコン]
PC-8001 でディスクドライブが接続されているシステムで、ディスクから読み込みを行わずに ROM BASIC を起動するテクニックとして、「ESC 」キー + Reset という手法が知られています。
N-BASIC は、起動処理の途中でディスクドライブの接続状態を調べ、接続されていれば IPL を読み込むという処理をするのですが、「ESC 」キーが押下されていないとコントロールポート FFH が、押下されているとコントロールポート FBH が選択されるようになっています。
このとき選択されたポート番号はワークエリアに格納され、ディスクサブシステムとのハンドシェークルーチンはこの値を参照して出力先を決定しています。
PC-8001 / PC-8801 シリーズでは、ポート FCH - FFH は 5″2D ドライブとのハンドシェークに使用されていますが、PC-8801 シリーズでは ポート F8H - FBH は 5″2HD DMA ドライブの制御用に割り当てられています。
ただ、このことから PC-8001 に 5″2HD を接続する事を考えていたと考えるのは乱暴です。
電電公社フォーマットとして知られる 5″2HD ですが、PC-8001 が発売された 1979 年当時に、標準的な規格として存在していたのは、8″1S/2S/2D と 5″1S/1D だけでしたし、国産で 5″2HD 搭載PCが発売されたのは、PC-8001 の発売から5年後の 1984 年 2 月発売の「富士通 FM-11 BS/AD2」が最初ではないかと思います。
ちなみに NEC のパソコンでは、同じ 1984 年 11 月に発売された PC-9801 M が、PC-8801 シリーズでは 1985 年 11 月発売の PC-8801 mkII MR が、5″2HD を搭載したシリーズ初のモデルです。
また、1981 年 7 月発売のオフコン N5200 シリーズの初代機 N5200/05 (オーファイブと呼ばれてました)には 8″2D ドライブが2基搭載されていました。
このことから考えると、PC-8001 には 8″2D を 5″1D/2D と同じようにインテリジェントドライブとして接続する予定だったのだと思われます。
PC-8001 用には 8″2D ドライブは発売されませんでしたが、もしかしたら PC-100 の 5″2D ドライブを 2DD ドライブに換装したユーザーが居たように、PC-8001 に 8″2D を繋げる事に成功した方が居たかもしれませんね。
N-BASIC は、起動処理の途中でディスクドライブの接続状態を調べ、接続されていれば IPL を読み込むという処理をするのですが、「ESC 」キーが押下されていないとコントロールポート FFH が、押下されているとコントロールポート FBH が選択されるようになっています。
このとき選択されたポート番号はワークエリアに格納され、ディスクサブシステムとのハンドシェークルーチンはこの値を参照して出力先を決定しています。
☆
PC-8001 / PC-8801 シリーズでは、ポート FCH - FFH は 5″2D ドライブとのハンドシェークに使用されていますが、PC-8801 シリーズでは ポート F8H - FBH は 5″2HD DMA ドライブの制御用に割り当てられています。
ただ、このことから PC-8001 に 5″2HD を接続する事を考えていたと考えるのは乱暴です。
電電公社フォーマットとして知られる 5″2HD ですが、PC-8001 が発売された 1979 年当時に、標準的な規格として存在していたのは、8″1S/2S/2D と 5″1S/1D だけでしたし、国産で 5″2HD 搭載PCが発売されたのは、PC-8001 の発売から5年後の 1984 年 2 月発売の「富士通 FM-11 BS/AD2」が最初ではないかと思います。
ちなみに NEC のパソコンでは、同じ 1984 年 11 月に発売された PC-9801 M が、PC-8801 シリーズでは 1985 年 11 月発売の PC-8801 mkII MR が、5″2HD を搭載したシリーズ初のモデルです。
また、1981 年 7 月発売のオフコン N5200 シリーズの初代機 N5200/05 (オーファイブと呼ばれてました)には 8″2D ドライブが2基搭載されていました。
☆
このことから考えると、PC-8001 には 8″2D を 5″1D/2D と同じようにインテリジェントドライブとして接続する予定だったのだと思われます。
PC-8001 用には 8″2D ドライブは発売されませんでしたが、もしかしたら PC-100 の 5″2D ドライブを 2DD ドライブに換装したユーザーが居たように、PC-8001 に 8″2D を繋げる事に成功した方が居たかもしれませんね。
妄想でゲーム!? [雑記]
最近、あまり物欲を刺激されることはなかったのですが、久しぶりに痺れるような刺激に遭遇しました。
それは、「∞プチプチ」や「∞エダマメ」でおなじみの ASOVISION から2010年3月20日に発売予定の「妄想コントローラ」。
「妄想でゲームをする新感覚のコントローラ型キーチェーン!」だそうで、十字キーと2ボタンだけで表示機能はなく、音を頼りに操作して楽しみます。 もちろん映像は「脳内再生」(笑)
音だけで映像なしのコンセプトが良いですね。
ストリートファイターⅡ×3種+ゼビウス+ファミリースタジアムの計5種類の発売が予定されているのですが、その中でも「ゼビウス」に心を奪われてしまいました。
元祖ゲーマーとしては、画面に奥行きを感じさせてくれた、あのゲームは衝撃的でした。
何年経っても、ザッパーとブラスターの音を聞けば、ワクワクしちゃいます^^
商品の説明は文字で書いても分かりにくいでしょうから、リンクを張っておきます。
妄想コントローラ 公式サイト
YouTube - 妄想コントローラ ナムコクラシックス ゼビウス
それは、「∞プチプチ」や「∞エダマメ」でおなじみの ASOVISION から2010年3月20日に発売予定の「妄想コントローラ」。
「妄想でゲームをする新感覚のコントローラ型キーチェーン!」だそうで、十字キーと2ボタンだけで表示機能はなく、音を頼りに操作して楽しみます。 もちろん映像は「脳内再生」(笑)
音だけで映像なしのコンセプトが良いですね。
ストリートファイターⅡ×3種+ゼビウス+ファミリースタジアムの計5種類の発売が予定されているのですが、その中でも「ゼビウス」に心を奪われてしまいました。
元祖ゲーマーとしては、画面に奥行きを感じさせてくれた、あのゲームは衝撃的でした。
何年経っても、ザッパーとブラスターの音を聞けば、ワクワクしちゃいます^^
商品の説明は文字で書いても分かりにくいでしょうから、リンクを張っておきます。
妄想コントローラ 公式サイト
YouTube - 妄想コントローラ ナムコクラシックス ゼビウス
続・5インチフロッピー遺産 [逸話]
「5インチフロッピー遺産」で紹介した花王フロッピーディスクに関する記事を「月刊アスキー」90年10月号の記事の中で見つけました。
【ASCII EXPRESS】内の「フデヨシ&カワラの どこでもいくぞ 日本パソコン百景」というコーナーで、花王栃木工場へ見学に行った事が取り上げられています。
2010-01-28 追記 ここから
新たに自社工場を建設したのかと思ってましたが、衛生用品を作っている工場の中に生産ラインがあるように書いてありました。
半導体工場のように、ファブを丸々建設するなんてリスクは取ってなかったんですね。
2010-01-28 追記 ここまで
フロッピーの製造工程は記事によると、練り上げた磁性体をロール状のフィルムに塗り一晩寝かせ、その後型抜きしたものを磨き上げ、ジャケットに封入して完成だそうです。
記事の中でも取り上げられていますが、「一晩寝かす」というパン生地のような工程が織り込まれている事は驚きです。 時間を掛ける事で、磁性体をフィルムに塗布する工程で使用するバインダー(磁性体をフィルムに定着させるための接着剤)が「落ち着く」のを待つということなのでしょうか。
また、磁性体にヘッド研磨剤を混ぜているという記述もあり、20数年前に友人と交わしたジョーク「(花王ブランドだから)ドライブに(フロッピーを)入れて回したら、泡が出るんじゃない?」も、あながち間違いではなかったか…と、変なところで納得(笑)
『フロッピー作りのどこに花王の技術が活かされているのか』という疑問に対しての答えもあったので要約しておきます。
「磁性体は磁石になりやすい性質があり、液状なら尚更『固まり』になりやすい。そのため、そのまま塗ろうとすればムラができてしまう。 花王は界面科学によって磁性体を均等に塗ることを実現している。」
「磁性体の表面に高分子量分散剤を科学的に反応/定着させ、ムラのない磁性剤をフロッピーの上に作り出している。」
前の記事のコメント欄に「花王の FD には得意分野の界面活性剤技術が…」と書いたのは、この記事を読んだ記憶が頭の片隅に刷り込まれていたのでしょうかね。 全然記憶には残ってませんでした。
「倉庫番 Select 30」で 牛鳥庵。さんから頂いた『花王がどうしてフロッピーを売ったのか、それは社史からみても謎なんですが。』という疑問に対しても言及がありました。
「界面科学の応用先を探していたら、たまたまフロッピーにぶつかった」
うーん、「プロジェクト X」的なドラマチックな展開だったら面白かったんですが、偶然の産物だったんですね。
残念なのは、「DAT用テープ、光磁気ディスクの研究も進んでいる」という目標が達成されなかった事です。
まさか、工場の研究所内で今でも、ずーっと研究は進んでいて、突如「花王が Blu-ray ディスクのメディアを発売」なんてニュースが流れてくる、なんてことは無いか…(笑)
【ASCII EXPRESS】内の「フデヨシ&カワラの どこでもいくぞ 日本パソコン百景」というコーナーで、花王栃木工場へ見学に行った事が取り上げられています。
2010-01-28 追記 ここから
新たに自社工場を建設したのかと思ってましたが、衛生用品を作っている工場の中に生産ラインがあるように書いてありました。
半導体工場のように、ファブを丸々建設するなんてリスクは取ってなかったんですね。
2010-01-28 追記 ここまで
☆
フロッピーの製造工程は記事によると、練り上げた磁性体をロール状のフィルムに塗り一晩寝かせ、その後型抜きしたものを磨き上げ、ジャケットに封入して完成だそうです。
記事の中でも取り上げられていますが、「一晩寝かす」というパン生地のような工程が織り込まれている事は驚きです。 時間を掛ける事で、磁性体をフィルムに塗布する工程で使用するバインダー(磁性体をフィルムに定着させるための接着剤)が「落ち着く」のを待つということなのでしょうか。
また、磁性体にヘッド研磨剤を混ぜているという記述もあり、20数年前に友人と交わしたジョーク「(花王ブランドだから)ドライブに(フロッピーを)入れて回したら、泡が出るんじゃない?」も、あながち間違いではなかったか…と、変なところで納得(笑)
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『フロッピー作りのどこに花王の技術が活かされているのか』という疑問に対しての答えもあったので要約しておきます。
「磁性体は磁石になりやすい性質があり、液状なら尚更『固まり』になりやすい。そのため、そのまま塗ろうとすればムラができてしまう。 花王は界面科学によって磁性体を均等に塗ることを実現している。」
「磁性体の表面に高分子量分散剤を科学的に反応/定着させ、ムラのない磁性剤をフロッピーの上に作り出している。」
前の記事のコメント欄に「花王の FD には得意分野の界面活性剤技術が…」と書いたのは、この記事を読んだ記憶が頭の片隅に刷り込まれていたのでしょうかね。 全然記憶には残ってませんでした。
☆
「倉庫番 Select 30」で 牛鳥庵。さんから頂いた『花王がどうしてフロッピーを売ったのか、それは社史からみても謎なんですが。』という疑問に対しても言及がありました。
「界面科学の応用先を探していたら、たまたまフロッピーにぶつかった」
うーん、「プロジェクト X」的なドラマチックな展開だったら面白かったんですが、偶然の産物だったんですね。
残念なのは、「DAT用テープ、光磁気ディスクの研究も進んでいる」という目標が達成されなかった事です。
まさか、工場の研究所内で今でも、ずーっと研究は進んでいて、突如「花王が Blu-ray ディスクのメディアを発売」なんてニュースが流れてくる、なんてことは無いか…(笑)
PC-8001 Disk-BASIC と起動処理 [パソコン]
PC-8001 Disk-BASIC 用のシステムディスクには複数のバージョンがあります。
一番古いものは、
DISK VERSION
と、表示されます。
これは PC-8031 用に用意された 1D のシステムディスクです。
次のバージョンは、
Disk version [14-Nov-1980]
と、表示されます。
これは旧バージョンのバグフィックス版だと思われます。
上記の2つのバージョンは同じ型番(PC-8034)が付けられているので、注意が必要です。
PC-8031-2W 用に用意されたものは、
Two surface disk version [20-Sep-1981]
と、表示されます。
型番は、PC-8034-2W で、2D のシステムディスクです。
他にも、PC-8034-1V 等のシステムディスクがありますが、当方では未確認ですm(_^_)m
PC-8034 (DISK VERSION または Disk Version [14-Nov-1980] と表示されるもの)では IPL は1セクタですが、PC-8034-2W (Two surface disk version [20-Sep-1981] と表示されるもの)では2セクタになっています。
これは、PC-8031-2W が高速転送に対応したため、IPL でもこれに対応するルーチンを用意しているのと、オートスタート処理のためのルーチンが追加されているためです。
1D ドライブが搭載されているディスクユニット(PC-8031 / PC8031-1W / PC-8031-1V)が接続されているシステムで PC-8034-2W 等の 2D 用のシステムディスクを使用して起動すると「NON DISK BASIC」というエラーメッセージが表示され ROM BASIC が起動します。
この場合、Disk-BASIC の機能は使用できません。
逆に、2D ドライブが搭載されているディスクユニット(PC-8031-2W / PC80S31)が接続されているシステムで PC-8034 等の 1D 用のシステムディスクを使用して起動すると、PC-8031-2W 以降の機種で拡張された機能にシステムディスクが対応していないため、高速転送は使用できません。
また、1D 以外のフロッピーには読み書きができません。(自分でプログラムを用意すればできますが…)
N-BASIC の、いわゆる ROM BASIC の初期化処理は IPL 起動用のフックはあるものの、Disk-BASIC での使用を前提にした構造になっていません。
拡張 ROM が装備されている場合と、「パッチ当て」のため、途中に CALL 命令によるサブルーチン呼び出しはありますが分岐は無く 、いわゆる「一本道」の処理になっています。
そのため、IPL が行う Disk-BASIC の初期化は、
DIsk-BASIC 本体の読み込み → 文字列スタックの初期化 →
ファイルバッファの初期化 → 拡張命令用フックの再設定 →
文字列領域の確保 → インタラプトベクタの初期化 → タイトル表示 →
RS-232C の初期化 → (オートスタート処理) → コマンド待ち
という ROM BASIC と共通する初期化と Disk-BASIC の初期化が混在する、ややこしい手順を踏んで処理されています。 (ROM BASIC / Disk-BASIC 共にハードウェアの初期化が BASIC の初期化よりも後にあるとか、この処理順序には首を傾げてしまいますが…。)
前述の通り ROM BASIC の初期化は「一本道」の処理なので、共通する処理をサブルーチンコールで済ませる訳にはいかず、ROM 内の処理と同じものが IPL の中に現れる事になります。
余談になりますが、PC-8801 に搭載されている N88-BASIC では、ROM BASIC でもファイルシステムが機能として装備されているのと、ユーティリティルーチンのモジュール化が進んだため、N88-Disk BASIC の IPL は Disk-BASIC よりも単純な構造になっています。
せっかく用意したルーチンが汎用性がないため使用できなくなるのは、これに限った事ではありません。
PC-8801 でも 'CHAIN' コマンドに対応していないため使用されないままに終わった BASIC コードの読み込みルーチンが ROM 内に存在しますね(笑)
一番古いものは、
DISK VERSION
と、表示されます。
これは PC-8031 用に用意された 1D のシステムディスクです。
次のバージョンは、
Disk version [14-Nov-1980]
と、表示されます。
これは旧バージョンのバグフィックス版だと思われます。
上記の2つのバージョンは同じ型番(PC-8034)が付けられているので、注意が必要です。
PC-8031-2W 用に用意されたものは、
Two surface disk version [20-Sep-1981]
と、表示されます。
型番は、PC-8034-2W で、2D のシステムディスクです。
他にも、PC-8034-1V 等のシステムディスクがありますが、当方では未確認ですm(_^_)m
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PC-8034 (DISK VERSION または Disk Version [14-Nov-1980] と表示されるもの)では IPL は1セクタですが、PC-8034-2W (Two surface disk version [20-Sep-1981] と表示されるもの)では2セクタになっています。
これは、PC-8031-2W が高速転送に対応したため、IPL でもこれに対応するルーチンを用意しているのと、オートスタート処理のためのルーチンが追加されているためです。
☆
1D ドライブが搭載されているディスクユニット(PC-8031 / PC8031-1W / PC-8031-1V)が接続されているシステムで PC-8034-2W 等の 2D 用のシステムディスクを使用して起動すると「NON DISK BASIC」というエラーメッセージが表示され ROM BASIC が起動します。
この場合、Disk-BASIC の機能は使用できません。
逆に、2D ドライブが搭載されているディスクユニット(PC-8031-2W / PC80S31)が接続されているシステムで PC-8034 等の 1D 用のシステムディスクを使用して起動すると、PC-8031-2W 以降の機種で拡張された機能にシステムディスクが対応していないため、高速転送は使用できません。
また、1D 以外のフロッピーには読み書きができません。(自分でプログラムを用意すればできますが…)
☆
N-BASIC の、いわゆる ROM BASIC の初期化処理は IPL 起動用のフックはあるものの、Disk-BASIC での使用を前提にした構造になっていません。
拡張 ROM が装備されている場合と、「パッチ当て」のため、途中に CALL 命令によるサブルーチン呼び出しはありますが分岐は無く 、いわゆる「一本道」の処理になっています。
そのため、IPL が行う Disk-BASIC の初期化は、
DIsk-BASIC 本体の読み込み → 文字列スタックの初期化 →
ファイルバッファの初期化 → 拡張命令用フックの再設定 →
文字列領域の確保 → インタラプトベクタの初期化 → タイトル表示 →
RS-232C の初期化 → (オートスタート処理) → コマンド待ち
という ROM BASIC と共通する初期化と Disk-BASIC の初期化が混在する、ややこしい手順を踏んで処理されています。 (ROM BASIC / Disk-BASIC 共にハードウェアの初期化が BASIC の初期化よりも後にあるとか、この処理順序には首を傾げてしまいますが…。)
前述の通り ROM BASIC の初期化は「一本道」の処理なので、共通する処理をサブルーチンコールで済ませる訳にはいかず、ROM 内の処理と同じものが IPL の中に現れる事になります。
余談になりますが、PC-8801 に搭載されている N88-BASIC では、ROM BASIC でもファイルシステムが機能として装備されているのと、ユーティリティルーチンのモジュール化が進んだため、N88-Disk BASIC の IPL は Disk-BASIC よりも単純な構造になっています。
せっかく用意したルーチンが汎用性がないため使用できなくなるのは、これに限った事ではありません。
PC-8801 でも 'CHAIN' コマンドに対応していないため使用されないままに終わった BASIC コードの読み込みルーチンが ROM 内に存在しますね(笑)
倉庫番 Select 30 【ステージ画像追加】 [ゲーム]
2010/02/18 ステージ画像 16 - 30 面を追加しました。
「5インチフロッピー遺産」で紹介した「倉庫番 Select 30」のイメージファイルがやっと見つかりました^^
「倉庫番 Perfect」のアーカイブの中に紛れ込んでました^^;
前の記事で「購入したのは1989年頃でしょうか」と書きましたが、どうやら当たっていたようです。
ゲームマニュアルの著作権表記のところに、「COPYRIGHT © 1989 THINKING RABBIT CO.,LTD.」と記述してありました。
花王株式会社のサイトで調べてみると、フロッピーディスクを発売したのは1986年となっていたので、発売当初から「オマケ」を付けるキャンペーンを行っていたとすれば、期間が長いですね。 よっぽど売れなかったのでしょうか?
まあ、自社で工場を建設して製造するとなると、相当な数を売らなければコストを回収できない訳ですから、「オマケ戦略」も分かる気がします。
興味のある方は、「製品の歴史 - 花王株式会社」へどうぞ。
倉庫番 Select 30 - 著作権表示(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
倉庫番 Select 30 - タイトル(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
倉庫番 Select 30 - ステージセレクト(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
ステージセレクトの画面を見てもらうと分かるとおり、パズルゲームは詰まってしまうと投げ出してしまう方なので、8面目までしか解けてません(大汗)
それに、順番にクリアしなくてもステージを選ぶ事ができるのを、今日初めて知りました(大笑)
「倉庫番 Select 30」は、ステージのデザインの一部が、オリジナルの倉庫番から変更されています。
左:倉庫番 Select 30、右:倉庫番 Perfect
箱のデザインは「倉庫番 Perfect」では ですが、「倉庫番 Select 30」では 等に変更されています。
配置が完了した箱も「倉庫番 Perfect」では ですが、「倉庫番 Select 30」では に変わっています。
あと、目立ちませんが、荷物を押すキャラクタ「ラビ君」の靴の色も変更されていますね。
ステージ数は「倉庫番 Select 30」の名前どおり全部で 30 面。
マニュアルの「面製作者紹介」によると『「倉庫番リベンジ/ユーザー逆襲編」から 21 面と「倉庫番パーフェクト」から 9 面をピックアップ…』となっていますが、オリジナル面が 2 面あるので、『オリジナル新作面が 2 面、「倉庫番リベンジ/ユーザー逆襲編」から 19 面と「倉庫番パーフェクト」から 9 面をピックアップ…』が正しいと思います。
マニュアルからステージ情報を転載しておきます。
ユーザー製作面についてはマニュアルには氏名等が記述してありますが、「ユーザー製作面」としておきます。
以下に各ステージの画像イメージを紹介します。
「5インチフロッピー遺産」で紹介した「倉庫番 Select 30」のイメージファイルがやっと見つかりました^^
「倉庫番 Perfect」のアーカイブの中に紛れ込んでました^^;
前の記事で「購入したのは1989年頃でしょうか」と書きましたが、どうやら当たっていたようです。
ゲームマニュアルの著作権表記のところに、「COPYRIGHT © 1989 THINKING RABBIT CO.,LTD.」と記述してありました。
花王株式会社のサイトで調べてみると、フロッピーディスクを発売したのは1986年となっていたので、発売当初から「オマケ」を付けるキャンペーンを行っていたとすれば、期間が長いですね。 よっぽど売れなかったのでしょうか?
まあ、自社で工場を建設して製造するとなると、相当な数を売らなければコストを回収できない訳ですから、「オマケ戦略」も分かる気がします。
興味のある方は、「製品の歴史 - 花王株式会社」へどうぞ。
☆
倉庫番 Select 30 - 著作権表示(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
倉庫番 Select 30 - タイトル(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
倉庫番 Select 30 - ステージセレクト(PC-9801)(1989)(THINKING RABBIT/花王)
☆
ステージセレクトの画面を見てもらうと分かるとおり、パズルゲームは詰まってしまうと投げ出してしまう方なので、8面目までしか解けてません(大汗)
それに、順番にクリアしなくてもステージを選ぶ事ができるのを、今日初めて知りました(大笑)
☆
「倉庫番 Select 30」は、ステージのデザインの一部が、オリジナルの倉庫番から変更されています。
左:倉庫番 Select 30、右:倉庫番 Perfect
箱のデザインは「倉庫番 Perfect」では ですが、「倉庫番 Select 30」では 等に変更されています。
配置が完了した箱も「倉庫番 Perfect」では ですが、「倉庫番 Select 30」では に変わっています。
あと、目立ちませんが、荷物を押すキャラクタ「ラビ君」の靴の色も変更されていますね。
☆
ステージ数は「倉庫番 Select 30」の名前どおり全部で 30 面。
マニュアルの「面製作者紹介」によると『「倉庫番リベンジ/ユーザー逆襲編」から 21 面と「倉庫番パーフェクト」から 9 面をピックアップ…』となっていますが、オリジナル面が 2 面あるので、『オリジナル新作面が 2 面、「倉庫番リベンジ/ユーザー逆襲編」から 19 面と「倉庫番パーフェクト」から 9 面をピックアップ…』が正しいと思います。
マニュアルからステージ情報を転載しておきます。
ユーザー製作面についてはマニュアルには氏名等が記述してありますが、「ユーザー製作面」としておきます。
ステージ | 区分 |
1 | オリジナル新作面 |
2 | オリジナル新作面 |
3 | ユーザー製作面 |
4 | ユーザー製作面 |
5 | パーフェクト版 14 面 |
6 | ユーザー製作面 |
7 | ユーザー製作面 |
8 | ユーザー製作面 |
9 | ユーザー製作面 |
10 | ユーザー製作面 |
11 | パーフェクト版 71 面 |
12 | ユーザー製作面 |
13 | ユーザー製作面 |
14 | ユーザー製作面 |
15 | パーフェクト版 270 面 |
16 | ユーザー製作面 |
17 | ユーザー製作面 |
18 | ユーザー製作面 |
19 | パーフェクト版 277 面 |
20 | ユーザー製作面 |
21 | ユーザー製作面 |
22 | パーフェクト版 287 面 |
23 | ユーザー製作面 |
24 | ユーザー製作面 |
25 | パーフェクト版 290 面 |
26 | ユーザー製作面 |
27 | パーフェクト版 293 面 |
28 | ユーザー製作面 |
29 | パーフェクト版 294 面 |
30 | パーフェクト版 304 面 |
☆
以下に各ステージの画像イメージを紹介します。