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Dash-80 補完計画 [近況報告]

2010/04/12 ちょいと修正と追加

このブログを読んで頂いている皆さんにはお馴染み「PC-8001 用として鋭意開発中のフリーエリアを圧迫しないプログラムローダー Dash-80」。

修正版のリリース前は、3回も暴走モードに突入させてしまい申し訳ありませんでした ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ


元々の開発コンセプトは、
ROM-BASIC 並みのフリーエリアを確保できるように、DOS としての機能はディスクユニット内のサブシステム側のメモリ上に置いてしまおう。 (このコンセプトは、Dash-80 の元になった PC-DOS から受け継いだものですが…)
ということでした。

そうすれば本体側の処理は、ディスクコマンド(LOAD/SAVE/FILES 等)の解析/サブシステムとのハンドシェーク/ユーティリティルーチン(転送/メッセージ表示等)だけなので、ワークエリア内の未使用領域に収まってしまうのです。
ただ、Disk-BASIC と同等のコマンド書式を処理できるだけの未使用領域がないため、Disk-BASIC とは互換性のないコマンド書式での運用をしなければなりません。
今後、機能を拡張しようとすると、書式に互換性のないコマンドが量産されることになり、当初考えていた Disk-BASIC を Dash-80 で置換するという大目標からは益々遠ざかってしまうような状況にあります(笑)

また、PC-8001 以外の mkII / SR や PC-8801 シリーズへの移植等を考慮に入れると、Dash-80 / Dash-80mkII / Dash-80SR / Dash-88 等と機種毎に違う未使用領域の複雑なメモリレイアウトに応じて別のシステムを用意する事になり、機能拡張よりもレイアウト調整にコストが掛かってしまう危険が大きいです。
(現在試作中のバージョン 2.0β がまさしくこの状態です。)



なので、この度、Dash-80 のディスク版の開発は停止(終了ではない)し、拡張 ROM 版を開発することにしました。



ROM にすることで、少ない未使用領域/互換性のないコマンド拡張/レイアウト調整コストといった問題がクリアできるのが一番の要因です。
目指すは「Disk-BASIC 完全互換」(大笑)

実機だと、独自に開発した拡張 ROM を装着するのは大変ハードルが高い事でしたが、現在はエミュレータも良いものが提供されている為、簡単に機能拡張が実現できます。
ただ、ROM の拡張はエミュレータによっては、容易なものとそうではないものがあるというのが現実ですが…

まだまだ試作段階ですので、この先どういう風に展開するか…
生暖かい目で見守っていただければありがたいです。

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