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新プロダクト進行中 [近況報告]

前回、アセンブラのバグのせいで苦労している話を書きましたが、バグを回避するために試行錯誤している中で新たなプランを思いつきました。


元々は、機種毎に Dash-80 / Dash-80mk2 / Dash-80SR / Dash-88… と、複数のプロダクトを開発しようと計画していました。 しかし、機種毎のバージョン管理が煩雑になる事と、アセンブラのバグのせいで開発が思うように進まない事から、「Dash-80 補完計画」で書いたように、一旦ディスク版の開発を停止して ROM 版の開発に移行しようと決意しました。




ところが、ROM 版作成のためにヘッダーファイルを書き直していた時に、あるアイディアが…
「おっ、これなら複数のプロダクトを管理しなくても良いじゃん!」
急遽ディスク版の IPL を作ってみると…うまく動いてる!!!

という訳で ROM 版の製作は後回しにして、先にワンプロダクトで複数の機種に対応できる「Dash-8X(仮称)」(どこかのエミュレータでも似たようなネーミングのモノがありましたが^^;)を製作することに決めました。
方針がころころ変わってスミマセンm(_~_)m
なぜこのアイディアを早く思いつかなかったんだろ…反省。

NEC の PC-8001 / PC-8801 シリーズ(PC-88VA シリーズに関しては未定)で「Dash-8X」をドライブに挿入して起動すれば、「Dash-80」と同じ機能がどの機種でも使用できる…。
これが実現すれば、みんなハッピーになれる…かもね^^




Dash の機能は、ほとんどの部分がインテリジェント型のディスクシステム側で動いてます。
PC-8001 / PC-8801 シリーズを通じてディスクシステムは、後期に 2HD がサポートされたことを除いては幸いなことにほとんど変更されていません。
そのため、ディスクシステム側がメインとなるような DOS システムを作成すれば、機種毎の差異を吸収する部分を用意するだけで、PC-8001 でも PC-8801 でも PC-8001mk2SR 動いてしまうのです。
まあ、本体側ルーチンは Dash システムの BIOS みたいなものですね。

ディスクシステム側に DOS の機能の大半を置いてしまう方法のもうひとつの利点は、BIOS 部分さえ用意すれば Disk-BASIC 下位互換の「Dash-80」に限らず、様々な DOS が一度に複数の機種に対応できるという事です。
まあ、そんなシステムを新たに構築しようなんて奇特な方はおられないでしょうが。




BIOS 部分の役割は BASIC の命令文を解析してディスクシステム側へリクエストを送る機能と、ディスクシステム側から送られてきたコマンドに従ってメッセージの表示やデータの転送を行う機能だけと言っても過言ではありません。
極端なことを言えば、PC-8001 / PC-8801 シリーズ用のインテリジェント型のディスクシステムを繋げる事ができるなら、どんな機種でも対応可能なはずです。

Z80 以外の CPU を使用している機種だと BIOS 部分を新たに書き起こさないといけませんがね(笑)

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