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アセンブラは AS だけど***x系じゃあないよ [雑記]

2010/Sep/03 訂正

開発用の『言語』ってのは、プログラマにとっては「命」と「OS」の次に大切だ!
…なんて、誰が言ったか知りませんが…(すいません、今考えました^^;

プログラミング言語は、何かをプログラミングしようと決定した段階で、まず最初に選択する必要があるモノです。
8ビットパソコンの全盛期には、TL/1、GAME、WACS、FORM…様々な言語が開発されていました。
上に挙げたような言語は雑誌でも紹介され注目を浴びてましたし、出版社がメディアサービスを行っていたので、使ったことがある方もおられるでしょう。

そのほかにも、今で言う「統合環境」の走りのようなモノもありました。
「エディタアセンブラ」や「Zeas88」、ASCII 出版から発売された「DUAD シリーズ」等が有名どころでしょうか。




当時の開発ツールは、オブジェクトのアドレスやサイズに制約があったり、貧弱なエディタしか使えなかったりと、いまどきの便利で制約の少ない環境に慣れてしまった身にはストレス以外の何物でもありません。
「現代的なOS上で動作するエディタでソースを書き、現代的なOS上で動作するアセンブラ/コンパイラでオブジェクトを生成したい」と考えるのが普通でしょう。

エディタは使い慣れたモノを使用するとしても、困るのが開発用のツール類…特にアセンブラを工面することです。
しかし、CP/M、OS-9 といった当時8ビット機で使われていた OS で標準的に使用されていた MACRO80 や ASM09 などが今時の OS で動作するはずもありませんので、「今時の OS 上で動作する、当時使われてた CPU(Z80/6809等) 用のアセンブラ」を探す羽目になります。

最初は色々なネット上のライブラリを探してはみたのですが、なかなか「コレ!」といったよいモノが見つかりません。
それで、同類の友人に聞いたところ「複数の CPU に対応したフリーのアセンブラがある」との事で、紹介されたのが「The Macroassembler AS」。

このアセンブラの特長は、何といっても対応している CPU が豊富なこと!
PowerPC、SH7000/7600/7700、F2MC16L 等の近代的な物から、Z80、6502、6809、H8/300、8086、680x0、TMS320C2x、TMS9900、75K0、4004、果ては XA、ST6、COP8 と、聞いたことのない代物まで、よくもこれだけ集めたなあ(笑)…と言うのが正直なところです。
(ここで挙げたのはごく一部です。まだまだ山盛りあります。)

元々はドイツ人学生が PASCAL で MS-DOS 上で動作するモノとして作り始めたのが最初らしく、DPMI 版やOS/2 版まで揃っていたのですが、今は C で書き直され Win32 のコマンドシェル上で動作するモノが最新版となっていて、他の OS 用は更新が停止しています。

2010/Sep/03 訂正ここから

ちょい補足と訂正^^;

Version 1.41 の頃は何かと動作に怪しいところが在ったのですが、Version 1.42 Bld 77 ではコマンドラインオプション '-D' のバグも修正されたため、やっとソースの変更なしに複数ターゲット用のコードが生成できるようになりました\(^o^)丿 これでやっと Dash-8X が本格始動できるぞ(笑)

いつのバージョンからかは分かりませんが、’-D’ オプションの'-D XXX=ABC,YYY=DEF' 形式の値を指定したシンボル定義は出来なくなったようです。 クイックリファレンスからも、この構文は消えています。
ただ、'-D XXX,YYY' 形式のシンボル定義だけは可能です。

2010/Sep/03 訂正ここまで




別に AS を宣伝するためにこれを書いている訳ではありませんし、これまで使ったことのない機能にバグが潜んでいる可能性も十分にあります。

それでも使ってみたい方、興味のある方はこちらからどうぞ。

The Macroassembler AS Main Page

念の為に書き添えておきますと、マニュアルは英語版とドイツ語版が用意されてますが、非常に分かり辛いです。

最後にもう二つ。
Win32 用の最新版は、ファイル名が aswcurr.zip となっていてバージョン表記がありません。
そのため、ダウンロードして中身を見ないとバージョン/ビルド番号が確認できません(T_T)
また、過去のバージョンをダウンロードする手段は用意されていません。
古いバージョンに上書きしてしまうと、最新版に致命的な不具合があった場合、戻せなくなる可能性がありますので お気を付けください。

緩い繋がりと早いレスポンスについての考察 [雑記]

最近、更新が少なくてスミマセンm(_~_)m

Twitter を始めてから、緩~い繋がりの中での「井戸端会議」的な雰囲気が心地良過ぎて、こちらへの記事投稿が散漫になってしまってます。

Twitter をされている方ならお分かりかと思いますが、何気ない一言から話題が広がったり、過去に謎として放置していた問題が緩い繋がりの中で解決したり、自分の知識や経験が他の人の役に立ったり、古い知り合いの消息が分かったり…と、まあ、書き出したらキリがないのですが…^^;

blog だと、記事の本題を逸脱するようなコメントは避ける傾向にあるので、ちょっと飛躍した話は余程関連性の濃い話題でない限りは、スルーされるか萎縮しちゃいますね。
そんな、コメントに書かない(書けない)ようなどうでもいいつぶやきから結果が生み出された時は、他では味わえない喜びがあります。

blog が滞っている言い訳をつらつらと書いています(汗)が、Twitter 未経験の方で「濃~い井戸端会議」を体験してみたい方は、Twitter で RetroComPeople をフォローしてみてください。
PC-8001/8801 や美少女グラフィック、古~いゲーム等のネタには良く食いつきます^^

PCニュース [雑記]

「PCニュース」とは言っても、どこかの掲示板の話題ではありません(笑)

「PCニュース」というのは、かつて NEC が Bit-INN や System-INN 等の店舗向けに発行していた告知ビラ。
A4 サイズで、付箋紙の黄色を少し濃くした色の紙に黒インクで単色印刷されていました。

どうも、TK-80 とか COMPO-BS とかのキットを販売していた頃から発行されていたらしいのですが、いつ頃まで発行されていたのかも含めて詳細は不明です。

「System-INN 京都」に出入りしていた頃には、接客カウンタの横に紐でまとめて吊るしてあったので、新しい号が増えているとよく読んでいました。




内容は各号によって違いますが、PC-8001 が販売されていた当時のニュースは、

「40文字モードで入力したはずの画面端の1文字が欠けるバグの対処方法」

「内蔵メモリを16Kから32Kへ増設する場合の注意点」

「PC-8037 Disk-BASIC 使用時の注意点」

…そんな内容だったと記憶しています。




残念なことに、要らなくなったモノを貰ってきて保存していたはずなんですが、数回の引越しで行方不明に…OTL

もし、現物を持っている方、見たことがあるという方、おられましたら是非ご連絡ください。

タグ:PC-8001

2010-06-13 23:00:00 JST [雑記]

2010/06/14 23:43 JST 更新終了

レトロPCとはまーったく関係ない話(苦笑)なのですが…

2003年5月9日に打ち上げられ、小惑星「ITOKAWA (1998SF36)」から地表のかけらを採取し、カプセルで地球に持ち帰るという、世界初のミッションを目指した小惑星探査機「はやぶさ (MUSES-C)」がいよいよ地球に帰ってきます。

2005年9月に ITOKAWA に到着し写真撮影に成功するなど数々の成果を挙げたことはTVニュースでも報道されたのでご存知の方も多いと思いますが、2005年11月26日に行われた2度目のタッチダウン後、何らかのアクシデントにより燃料漏れが発生したため姿勢が安定せず、一時は交信不能となりました。
懸命な救出運用の結果、姿勢は安定しましたが、当初の予定だった2007年6月の帰還は困難であるとの判断から、飛行計画を3年間延長して2010年6月に帰還させるスケジュールへと変更されたのです。

でも、「おかえり」と「さよなら」が同時というのは、何か悲しいですね。。。


まぁ、私がクドクドと書くよりも遥かに詳しく解説してあるサイトがあるので、興味のある方はそちらを参照してください。


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はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン

「本家本元」JAXA の特 設サイトです。
トップページ内の『「はやぶさ」の概要』→『「はやぶさ」の旅』というセクション内の項目名には、ちょっと分かりにくいですがリンクが張られていて、これまでのトピックスを読むことができます。


はやぶさ、7年間の旅
システムインテグレーターである NEC のサイトです。


Wikipedia: はやぶさ (探査機)


2010/06/12 20:36 JST 追記

探査機の軌道評価が行われ、正確な再突入時間が公表されました。

6月13日 19時51分頃(日本時間) : カプセル分離
6月13日 22時51分頃(日本時間) : カプセル再突入

追記 ここまで

2010/06/13 15:14 JST 追記

JAXA のトピックスに「はやぶさ」が日本からどの方向に見えるかという情報が掲載されました。

「はやぶさ」最後の日:「はやぶさ」が日本から見える方向

追記 ここまで

2010/06/13 15:59 JST 追記

ASCII.jp で「はやぶさ」が取上げられています。

祝帰還!「はやぶさ」7年50億kmのミッション完全解説

追記 ここまで

2010/06/14 01:23 JST 追記

YouTube に NASA が DC-8 から撮影した大気圏突入時の画像がアップされています。

Hayabusa re-entry

追記 ここまで

2010/06/14 10:16 JST 追記

JAXA の特 設サイト「はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン」内の「はやぶさライブBlog」に、特大サイズの火球観測写真が2枚掲載されています。

はやぶさライブBlog


読売新聞のサイトにオーストラリアで地上から撮影された「はやぶさ」の光跡の写真が掲載されています。

Yomiuri On-Line (読売新聞)

JAXA の公式プレスリリースが挙がってます。

ヘリコプターから撮影したカプセル本体の画像について

Twipic.com にカプセル分離後に「はやぶさ」が撮ったモノが挙がっています。
地球の裏側に回ってしまい、交信が途絶える瞬間までデータを送信していたんですね。。。

ラストショット

追記 ここまで

2010/06/14 11:51 JST 追記

NHK オンラインの NHK ニュースにオーストラリアで撮影された再突入時の動画が挙げられています。


はやぶさ カプセル落下を確認

追記の追記 2011/04/05 記事が削除されたためリンク解除しました
追記 ここまで

2010/06/14 23:43 JST 追記

はやぶさのカプセルが回収されました。
日本には18日に到着する予定です。
JAXA のプレスリリースが公開されています。

はやぶさカプセルの回収作業の完了について

追記 ここまで

認めたくないものだな、自らの若さゆえの過ちと言うものを… [雑記]

思い返してみると、初めてパソコンに打ち込んで走らせてみたプログラムは、「RAM」という雑誌に載っていたゲームだ。(名前は忘れました^^;)

学校帰りに友人達と立ち寄った書店で、目に留まったのがパソコン雑誌の表紙に書かれた「ガンダムゲーム」の文字。
普通なら真っ先に「I/O」を手に取るところなのだが、そばにあった「RAM」の方へ目が行ってしまい、「ガンダム」に惹かれて購入してしまった。

初めて購入したパソコン雑誌は「I/O」だった。(詳細は「思い起こせば…」へどうぞ)
その時も「ルービックキューブ」の文字に釣られて買ったのだが、この時も前年に放送していた「ガンダム」という文字についつい吸い寄せられてしまったのだ。




「ガンダム」それは、数ヶ月前に Y 君が休み時間に M 君と話していた「昨日見たアニメ」。
「今までのアニメと違って、単純な勧善懲悪じゃない」
「敵役のシャアがカッコイイ」
…そんな言葉に薦められて見るようになったのだが、放送が進むにつれドップリとはまり込んでしまった。




「ガンダム」に惹かれて購入してしまったものの、もちろんウチでカタカタと入力できる環境も無く、まだ友人達もパソコンを持っていなかったので、何が書かれているのか分からない BASIC のプログラムリストをぼんやりと眺めているだけの日々が続いた。

ある週末の土曜日、友人が「明日、寺町へいかへんか?」と言うので、先日買った「RAM」をもって行き、店頭で打ち込んで遊んでみようという話になった。

当時、京都・寺町の電気店街にもマイコンブームの影響で「マイコンコーナー」を設ける店が増えつつあり、「ヒエン堂」や「ニノミヤ無線」等はオーディオコーナーやパーツコーナーを削るような形でマイコンのコーナーを設置していた。

日曜の午前中に友人の家へ集合し、三人でバスに乗り四条河原町へと向かう。
新京極のファストフード店で昼食を済ませ、寺町の「ニノミヤ無線」へ足を速めた。

2Fのマイコンコーナーへ上がると、休日だというのに人影はまばらで、お目当ての「PC-8001」は電源を入れられてから誰も触れていないらしく「NEC PC-8001 BASIC Version 1.0」という起動ロゴを表示したままの状態で鎮座していた。

早速カバンから「RAM」を取り出し、三人がかりで打ち込み始めたのだが、まだ三人ともキーボードの使い方がよく分かっていなかった。
SHIFTキーを押せば大文字が打てることぐらいは一度経験すれば分かるのだが、「"」や「$」等の記号の打ち方はおろか、アルファベットやカナの位置さえ分からず、「'V' はどこ?」「'O' はどこ?」と、ひたすら文字探しを繰り返す羽目になってしまった。

たかだか2ページ弱の BASIC のリストを打ち込むのに二時間以上を費やし、やっと打ち込み終わったものの、三人の頭の中には「LOAD」「SAVE」という概念さえなく、プログラムが動いている状態が早く見たい一心で「f・5」キーを押してみることにした。

画面がクリアされ、左端に文字が表示され始めたところで、「ピー」。
エラーメッセージが表示され停止する。

「'Syntax error' ってなんや?」
「たしか、'Syntax' は文法って意味やぞ」
一番頭の良い Y 君がさらりと言う。

「文法って英語の文法か?」
「コンピュータと文法がどう関係するんや?」
三人の頭の中は?マークが飛び回っていた。

「ここに 'in 140' って書いてあるから、140 のところが間違ってるってこととちゃうか?」
「…そうか」
「そんなら、140 のところ読んでみて」
「140 W、I、D、T、H」
「あっ、'I' が '1' になってた」

f・5キー押下&審判の瞬間…「ピー」

「今度はなんや?」
「'Illegal function call' なんて読むんや?」
「分からんけど、'function' は関数って意味や」
またまた Y 君がさらりと言う。

「今度は関数?、さっきは文法?」
「コンピュータやるには、数学と英語の知識がいるんか?」
「そういえば '#' もあったなぁ」
論理的思考に長けた M 君の頭の中は?マークだけでなく、数学記号や音楽記号までもが飛び回っていたに違いない。


そんなこんなで40分ほど悪戦苦闘したが、結局まともに動かすことはできず、三人は栄養を使い果たした脳ミソのまま家路に着いたのである。

これが私の初めてのプログラミング体験です。




もう、あれから30年程の月日が流れましたが、当時は「ガンダム」が大ヒットするとは夢にも思わず、ましてパソコン等の情報機器が生活必需品となる日が来るなんて、夢のまた夢…。
良い時代になったものだと、つくづく感じながら昔を思い出してみました。

追記
映画「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」の主題歌の作編曲を手がけられた井上大輔氏が亡くなられて早10年。
今日は命日なので残りの時間を「哀・戦士」を聞きながら過ごすことにします。 合掌...

タグ:雑誌 RAM PC-8001

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